三日目の今日は休養日です!と言うか午前中は16km歩いて宇和島に着きました。
今日の予定はそこまでなので、昼からは休養日となった次第です。
宇和島は初めて(昔車で通ったはずですが?)なので市内見学と洒落込みました。
三日目で早くも休養日とは早すぎる気がしますが、最初の二日間が死ぬ思いだった
のでこれからの英気を養うための休養日としました。
先ずは宇和島城です。戦国時代末期に藤堂高虎が築城した名城です。江戸初期に
宇和島伊達藩が改築し現在に至っています。もちろん江戸末期と昭和にも大修理を
受けていますが、往時の姿を今もなお伝えています。
先日行った滋賀県の彦根城ほど堅固ではありませんが、地方の城としては海城と
山城の長所を兼ね備えた名城だと思います。(当時は周りが海でした)
もう一つは「天赦園」です。これは宇和島藩七代藩主伊達宗紀が隠居用に改造した
大庭園です。大きな池を中心に回りに藤棚や菖蒲園、竹林などを備えた回遊式庭園
で見事な造りでした。
しかし、陸奥で一大勢力だった伊達家が徳川家康の指示だとは思いますが、四国の
片田舎に転封されるとは当事者にとっては辛いものだったのではないかと想像しました。
丁度月曜日とあって他の施設は休園日なっており、残念ながらその二つに留まりま
した。あとは港近くの「きさいや広場(道の駅)」でお土産の買い物をした位です。
明日は三つのお寺を攻める予定です。いよいよ本格的な巡礼が始まります。
※今日のお接待
・220mの山を越えて宇和島市内に入った頃、前方から来た電動車椅子のおじいさん
に声を掛けられました。「ここから2kmほど行ったところにお遍路さん用の休憩所が
ありますので寄られてはいかがですか!」とのことでした。願ってもないことなので
「はい!判りました。ありがとうございます!」と応えて別れました。親切な人でした!
・そこから1kmほど歩いたところで、通りの反対側で手押し乳母車で歩いているおじい
さんにまた声を掛けられました。「ちょっとこちらへ渡ってください。」とのことでした。
車に注意しながら反対側に渡ると、乳母車の荷台からビニール袋に入ったみかんを
渡してくれました。量が多いので2~3個でいいですよと答えましたが、「いいよ!い
いよ!全部持って行きなせ!」と答えて立ち去っていきました。これまた内心重たい
なと思いながらも「ありがとうございま~す!」と大きな声でお礼を言って別れました。
あとで確認してみると、みかんが16個も入っていました。これはきつい!(重い)
・しばらく歩くと、紹介して頂いた休憩所があったので中に入りました。本職は釣具屋さ
んでサービスで無料休憩所を今年の3月から始められたとのことでした。「コーヒーで
も如何ですか?」と勧められましたので「はい!お願いします!」と答えました。
その時はたと気が付いて先ほど貰ったみかんをこの無料接待所に置いてもらえな
いかと言うことでした。理由を話すと快く引き受けていただきました。3個ほど頂いて
残りをすべて渡しました。これで肩の荷が軽くなりました。コーヒーのあとでフレッシュ
ミカンジュースを出してくれました。先ほど頂いたみかんを絞りましたとのことでした。
世間話が弾んでいたときに、ふと思い出して先ほどの電動車椅子のおじいさんの
ことを話すと、そこの奥さんが私の父だと思いますと答えてくれました。91歳のおじい
さんも娘のために努力しているなと感心しました。
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津島と宇和島の間に横たわる「松尾トンネル」です。
全長1710mあり、28分ほど排気ガスの中を歩くようでした。
実際にはそのトンネルを避けて山越えのルートを選びました。
220mの高さがありますが比較的緩やかに登れました。
JR宇和島駅です。
宇和島城から見た市内と港です。
宇和島城の雄姿です。
「天赦園」の庭です。
茶室もありました。
宇和島は闘牛でも有名で市立の「闘牛場」もありました。
時間は8時間13分、距離は20kmでした。(含市内観光)
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