篠栗霊場巡り(第二回)

PANDORA

2015年03月27日 19:52


 3月25日(水)に第二回篠栗霊場巡りに参加しました。

 今回はJR篠栗駅に9時半に集合してオアシス篠栗まで移動し、町営の無料バス(萩尾コース)
に10時に全員乗車して目的地の呑山観音へ向いました。今回は11人の参加でしたが、バスは
貸切状態で長閑な田園風景や山並みを登って行きました。歩いたら2時間近く掛かったでしょう。
 
 呑山観音で下車して霊場巡りの装束に着替えたあと、簡単な体操をして出発しました。最初は
36番札所「鉾立山天王院」です。このお寺は呑山観音寺の塔頭で境内の千本紅葉が有名です。
 本堂は大きな総欅(ケヤキ)造りの建物で、今回は残念ながら葺き替え中ということで屋根は
ブルーシートに覆われていました。紅葉の時期の秋にもう一度来たいと思いました。

 この日は同じタイミングで二人の息子さんを連れた方がお参りに来られていました。装束から
みてお坊さんのようでした。二人の子供も「南無大師遍照金剛」と印された白衣を着て杖を持っ
ていました。お坊さんの般若心経を読む声も朗々としていて、思わず聴きほれてしまいました。

 そこから少し上がったところに、16番札所「呑山観音寺」がありました。呑山観音寺は千年の
歴史があり、篠栗霊場でも古いほうでしょう。本堂の中にはロウソクや線香の煙で燻された沢山
の千羽鶴が下がっていました。堂内にはお坊さんも座っておられて写真撮影は禁止されていま
した。

 次の47番札所「萩尾阿弥陀堂」へ向っている途中に、何回かすれ違っていたハイカー(女性)
が草むらで弁当を広げて美味しそうに食べていました。それを見て誰かがここでお昼にしようと
言い出しました。予定の時間より少し遅れていましたが、12時前だったので場所もいいことから
昼食タイムとなりました。長閑な田舎の田園風景を見ながら美味しく頂きました。

 食後少し休憩を取った後、次の目的地に向かってスタートしました。ただ近道のコースだった
ので一瞬藪漕ぎのような状態になりましたが、しばらくして筍(タケノコ)収穫用の竹林にさしか
かり、直ぐにバス道へ出ることが出来ました。

 47番札所「萩尾阿弥陀堂」、76番札所「萩尾薬師堂」、49番札所「雷音寺」と順に回って、そこ
から30分程歩くと鳴渕川にそそぐ「五塔の滝」に到着しました。20メートルの落差で五つに折れ
曲がって落ちるのでこの名前がついたようです。その直ぐそばに70番札所「五塔ノ滝観音堂」
がありました。馬頭観音を祀っていました。

 鳴渕川を篠栗耶馬渓沿いに更に下るとやがて「鳴渕ダム」が見えてきました。ここは416万
トンの水がめとして福岡市民の喉を潤わせています。鳴渕ダムの展望所で写真撮影などの小
休止をしたあと、次の44番札所「大宝寺」へ向いました。そこからさらに鳴渕大橋のループ橋を
渡ったところに43番札所「明石寺」がありました。

 ここでは「赤(あか)不動」と呼ばれている巨大な「厄除波切不動尊像」が迎えてくれました。ま
た、境内には篠栗霊場では珍しい遍路宿「大日屋旅館」があります。その後JRの高架をくぐって
82番札所「鳥越観音堂」、11番札所「山手薬師堂」をお詣りして本日の打ち止めとなりました。

 予定ではその後、出発地点の「オアシス篠栗」まで戻って、入浴して帰る手はずになっていま
したが、行程がかなり遅れたために今回は見送りとなりました。天神方面の方々はJR筑前山
手駅から博多駅まで戻り、天神で打ち上げをやったようです。小生は後ろ髪を引かれながらも、
近いということもあり泣く泣く家路につきました。


           「オアシス篠栗」です。ここから無料バスで呑山観音へ行きました。



            「水子地蔵尊」です。小さな像でしたがキュートだったので・・・



         16番札所「呑山観音寺」 に、これも小さいですが立派な牛の像もありました。



               「馬酔木」の花です。時期的には少し早いですが・・・



                     菜の花越しに遍路姿をパチリ。



                何かの木の新芽です。色が鮮やかだったので・・・



                    福岡市の水がめ「鳴渕ダム」です。



                   43番札所「明石寺」の厄除護摩堂です。
                 護摩堂の中は真っ暗なので写真はありません。



                「ムラサキケマン」がひっそりと咲いていました。



              44番札所「大宝寺」へ向う道中です。一列に並んで・・・















 

 

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