国東半島の観梅と両子寺

PANDORA

2016年02月25日 23:07


 2月23日に大分県の国東半島へバスハイクで出かけました。目的は梅園巡りと両子寺参りです。

 丁度梅の時期に当たり紅梅白梅が競って咲いていました。今回の一つの目的は大分のこの地
で江戸中期に生まれ育った「三浦梅園」という哲学の士の足跡を訪ねることでしたが、あいにく
資料館が改装中で自ら設計した旧宅を拝見するだけとなりました。

 三浦梅園は医者でありながら天文学、生物学、政治経済学、政治道徳学、文学と幅広い思索を
経て最終的には哲学者となったようです。野に咲く花とはこのような人物を指すのでしょう。次の
機会にもう一度訪ねてみたいと思いました。

 その後近くの昼食処「梅園の里」を目指して観梅しながらそぞろ歩きと写真を楽しみました。
 梅園の里では弁当持参の人と料理を注文する人がそれぞれ半々ほどで昼食を摂りました。

 次の目的地は六郷満山の「両子寺」(ふたごでら)です。本来は山岳修行の根本道場で天台宗
別格本山として往時は栄えていましたが時代の波にもまれて衰退していき、最近になって檀信徒
や参拝客の厚い信仰心により寺勢を盛り返してきたとのことです。

 両子寺の後ろにそびえる「両子山」には七不思議があるようで、境内にはそのうちの二つを見る
ことができました。(霊水走水観音、無明橋) あとの五つは山に登らないと見られません。今回は
もちろん断念しました。大きな建物としては護摩堂、大講堂、奥の院本殿があり、特に奥の院は
岩山にへばりつくように建ててあり、岩と本殿が一体となったような建物でした。裏側には洞窟が
あり不老長寿の霊水が湧き出ており、参加者は競って飲んでいました。参拝の最後に全員で仁王
門の前で記念写真を撮りバスへ戻りました。

 ここ国東半島は今静かなブームが立ち上がっているようです。近年になって「国東半島峯道ロン
グトレイル」というツアーが開発され多くの観光客が繰り出して来ているとのことでした。ただ小生も
昨年全10コースの2コースを回りましたが結構タフなトレイルコースでした。他のグループでは途中
で断念したところもあったようです。健脚向きのようでした。

 福岡から国東半島までのバス移動は3時間かかり往復で6時間のバスハイクでしたが、途中の
歩行時間は昼食も含めて4時間でバスに乗っている時間の方が長い旅となりました。天神に着くと
同乗していた何時もの山仲間と夜の町へ繰り出してキープしている焼酎で気炎を上げました。


                        「白梅」です。



                梅のつぼみの枝先に水滴が残っていました。



               「つくばい」でしょうか?朽ち果てていました!



                  白梅のつぼみが春を予感させます・



               ピンクの梅が一輪だけ枝分かれしていまいした。



              両子寺の「見ざる聞かざる言わざる」の石像です。



                  同じく「道祖神」が祀ってありました。



             仁王門の吽形です。右側には阿形が建っていました。














 
 

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