四国歩き遍路十九日目(岩本寺)

PANDORA

2014年03月19日 19:44


 今日は二つの峠越えでした。一つは焼坂峠で標高228mです。もう一つは土佐往還で
標高409mでした。いわゆる江戸時代の道で標高としてはそんなに高くないのですが、
疲れてマメが出来ている足には堪えます。登りが苦手な人は遠回りしてでも国道を利用
する人もいました。

 二日振りにお寺「岩本寺」にお参りしました。ここは元々奈良時代に行基が建立した「福
円満寺」が札所で岩本寺はその宿坊だったようです。福円満寺が衰退したあと「岩本寺」
が札所になったようです。

 福円満寺は五つ社を持つ「五社神社」の別当だったため、岩本寺には不動明王や阿弥
陀如来など五体の本尊があるようです。今日は本堂でお葬式が営まれていました。

 ここの特徴は本堂の中まで入れるということです。今日は告別式が本堂の中で執り行
われており、沢山の椅子が本尊の前に並んでいました。お遍路さんも本堂の中まで入っ
て賽銭やお経をあげていました。

 明日からは足摺岬の「金剛福寺」を目指しますが、三日目にやっと到着する予定です。

 明日は朝から雨のようなのでレインウェア等雨対策を十分対応して歩き始めます。

 もし先日のような激しい風と雨でしたら、その対策もあまり効果がないかも知れません。


            遍路で亡くなった方のお墓です。昔のものでしょう!



         道標で「青龍寺」まで43.7km、「岩本寺」まで13.3kmとあります。
         トータルするとこの二つの寺の距離は57kmと言うことになります。



                 途中でカービミラーに写った自画像です。



                 同じく道中で見かけた「無縁仏」のお墓です。
                  昔のお遍路は命がけの旅だったようです。



                       岩本寺の山門です。



                        同じく大師堂です。
       真ん中に珍しい円筒形の建物がありました。聖天堂で歓喜天を祭っています。



       時間は9時間です。距離は28.1kmでした。(平均時速:3.1km/h)

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