かぎろひ歴史探訪)白毫寺を訪ねて

PANDORA

2021年10月04日 16:26


 今季2回目の「かぎろひ歴史探訪」は10月3日で興福寺・春日大社・白毫寺などの奈良市内が中
心でした。 近鉄奈良駅の行基像前で集合し、まずは興福寺を訪ねます。興福寺の五重塔も戦後
の一時は二束三文で売りに出されたようですが、春日大社などと同じように観光の名所として復活
しました。

 興福寺の南円堂が「西国三十三カヵ所」の9番札所としてお詣りされているのも大きいようです。
 境内の各建物の歴史や謂れを聞きながら散策しました。関西地区も緊急事態宣言が解除され
たようで、日曜日と言うこともあり人出はかなり回復しているようでした。

 興福寺の後は春日大社にお参りしました。ここも興福寺と同様に藤原氏の息がかかった神社
ですが、少しづつ観光客も回復してきているようです。その後春日大社の裏手に回り若宮十五社
をお詣りしましたが、その10番目が「宗像神社」でした。これは我が福岡の由緒ある神社です。

 「春日の森の道」を経由して新薬師寺へと向かいました。ここは奈良時代中期に光明皇后が聖武
天皇の病気平癒のために建てたお寺のようです。中には入らず説明を受けただけで、その後東山
緑地公園へと向かいました。ここで昼食となりその後先生の歴史話で蘊蓄を話していただきました。

 講話の後は本日のメインの「白毫寺」へと向かいました。ここは「五色の椿」で有名ですが、今回
は季節的に合わなかったので花は咲いていませんでした。その代わり「ホトトギス」が目を楽しませ
てくれました。本来はこの時期「ハギ」が有名なのですが、既に盛りを過ぎて少し色あせていました。

 その後、高畑の街並みを歩いて「頭塔」へと向かいました。ここは「知る人ぞ知る」の奈良でも隠
れた名所なのですが、今回は管理人さんが不在の為、遠巻きに拝むだけでした。驚いたのは、
その近くにあった「ホテルウェルネス飛鳥路」が跡形もなく消えて更地になっていることでした。

 以前はこのホテルの玄関先を横切って直ぐ近くまで行って「頭塔」を見ることが出来たのですが、
今回は立ち入り禁止でそれも出来ませんでした。少し離れた道路から空き地越しに見えましたの
で遠目で拝ませてもらいました。このホテルもコロナ禍の犠牲になったのでしょうか?

 最後は十輪院へと向かいました。ここは元興寺の子院だったようですが、中々ユニークなお寺
のようでした。本堂は国宝で中に「石仏龕」と言って石仏を中心に石造物が安置されていました。
 建物の中に石仏があるのは確かに珍しいなと思いました。中国大陸に影響を受けた石仏のよ
うです。また本堂の中にはその他にも沢山の仏教関連の秘仏等がありもう一度ゆっくり拝観した
いなと思った次第です。

 十輪院の後は「元興寺塔跡」と「ならまち格子の家」を見学して帰途につきました。


                       興福寺にて、親子鹿です。



               春日大社参道脇の木(ムクロジ)に竹が生えていました。
                       (奈良国立博物館の南側)



                  春日大社)若宮十五社の一つ「宗像神社」です。



                       白毫寺の参道階段です。



                  「ホトトギス」が咲いていました。(白毫寺)



                    高畑の「頭塔」(日本のピラミッド)です。
                     (一部ハレーションを起こしてます。)



                     「格子の家」の看板です。(見学自由)



                   通路から覗いた「家の中の様子」です。                    













 

 






 

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