別府バスツアー(地獄めぐり、高崎山)

PANDORA

2016年06月06日 11:12


 別府バスツアーに行ってきました。場所は鉄輪温泉の地獄めぐりと高崎山のお猿さん見物です。

 小学6年の修学旅行以来ですから57年振りです。その時は熊本・阿蘇・別府を周りました。

 山の会の催事ですが、今回はバスハイクということでかなり高齢の方も多いようでした。

 博多駅筑紫口に7時半に集まり九州道・大分道を通って別府まで行きました。途中由布岳の側を
通る時に山肌がえぐれて高速道路へ土砂がなだれ込んでいる場所がありました。先日の熊本地震
で大分道が1~2ヶ月通行止めになっていましたが、その原因となっている場所でした。

 現在は何とか上り線(大分方面行き)だけ土砂を撤去して、下り線(鳥栖方面行き)は大掛かりな
工事中でした。従って上り線(大分方面行き)が対面通行になっていました。完全に回復するには半
年~数年かかるのではないかと予想しました。

 別府に到着すると早速鉄輪温泉の地獄巡りがスタートしました。先ずは海地獄からです。水面の
色が水色で湯気が沢山出ていました。その後、坊主地獄、山地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池
地獄を見て、バスで少し(3kmほど)走って龍巻地獄、血の池地獄などを見学しました。

 ランチはホテルで立派な懐石料理が待っていました。もちろんビールも頼みました。

 昼食後は高崎山へ移動です。もちろんここも小6以来です。ただ地獄巡りもそうですが57年前な
ので全く見覚え(記憶)はありませんでした。モノレールもありましたが何人かは歩いて登りました。
(山の会なので当然か!)

 高崎山の猿はA、B、Cの3グループあったそうです。ただ現在はAグループが自然消滅してB、C
の2グループになったようです。見分け方は食事の時間に先に山から降りてくるのがCグループで、
後から降りてくるのがBグループと言うことでした。従ってCグループの食事が終わると、入れ替わる
ようにBグループが山から降りてくるそうです。

 食事は初めに麦を手撒きしてある程度小腹を満足させ、しばらくしてリヤカーに積んだサツマイモ
をばらまきながら食べさせるようです。その時の猿の勢いは殺気立っているようで怖いぐらいとのこ
とでした。ただ何時リヤカーが出てくるかは、次のBグループがどこまで山を下りてきているかによっ
て決まるので時間は未定とのことでした。山の中に監視役のスタッフがいて逐次状況を携帯で連絡
しているようでした。

 人気の「シャーロット」はCグループだったので運よく会えましたが、後で写真を調べてもどれが「シ
ャーロット」か区別ができませんでした。従って写真はありません。次の予定があったので早々に山
を降りてバスに乗り込み最後の訪問地へ移動しました。

 大分道を日田方面へ戻り「玖珠インター」でお降りて「豊後森機関庫公園」へ向かいました。公園の
中に「豊後森機関庫ミュージアム」がありましたので最初はそちらに向かいました。入口に近づくと
何人かの方がカメラをこちらに向けて盛んにシャッターを切っていました。写真を撮ることはあっても
撮られることはほとんどないので不思議に思いながら中に入りました。

 ミュージアムに入るとなぜかセレモニーの会場が設営されていました。山の会の会長さんが何か
書類にサインをしていました。よく判らないままに会場に入ると女性の方がマイクを持って「入場者
1万人目の記念セレモニーを開催いたします!」と告げられました。

 「先ずは町長からの表彰と記念品贈呈です!」とアナウンスされると、玖珠町長が出てこられて表
彰状の授与式が始まりました。山の会の会長が神妙に表彰状や記念品を受け取っておられました。
 授与式の後は玖珠町長やミュージアム館長からのお祝いの言葉を頂き、山の会の会長からもお礼
の言葉を述べられました。その間カメラのフラッシュがひっきりなしに光っていました。

 一通りの式典が終わった後は各新聞記者からの質疑応答の場面がありました。山の会の会長は
それにもよどみなく受け答えをされていました。後から聞いた話では「豊後森機関庫ミュージアム」の
見学を申し込んだ時に、入館者数が丁度1万人目になるのでセレモニーをさせてくださいとの依頼が
あったようです。一部の方は知っていたようですが大部分は知らされていなかったのでびっくりした
次第です。大分新聞?など数紙には写真と記事が載ったものと思います。

 その後目的の「豊後森機関庫ミュージアム」と実際の機関庫をガイド付きで説明を受けました。

 ここは数年前にも来たところで、事前の予約もなしだったので周りを一周して帰ったところでした。
 今回はガイドの方に詳しく説明していただき機関庫の中にも入ることができて、前回のリベンジを
果たせたものです。機関庫は戦前からあるもので、今では九州でも数少ない施設のようでした。

 豊後森機関庫ミュージアムは平成27年11月8日オープンなので、前回来た時にはなかった施設
でした。JR九州の車両デザイナーである水戸岡鋭治さんの監修で建てられたようです。

 最後の「1万人目セレモニー」はビックリポンでしたが、懐かしい別府の地獄巡り・お猿の高崎山、
豊後森機関庫見学など有意義な一日でした。


                    最初に見た「海地獄」です・



              温室にスイレンと鬼蓮(オニハス)がありました。
                  イトトンボのカップルが沢山いました。



                       「白池地獄」です。



                    最後に見た「血の池地獄」です。



                     ランチはホテルのレストランで。



          毎年2月に「別府大分毎日マラソン」が開催され、ここがスタート地点です。
        国道10号線を別府まで走り折り返して再度ここを通り大分市内へ向かいます。



                    高崎山の可愛い親子猿です。



                    豊後森機関庫と回転台です。



                     中まで入って見学できました。
                ここで機関車の点検と修理を行っていました。



      太平洋戦争当時の昭和20年8月4日にアメリカ軍の機銃掃射で撃たれた弾痕です。
                    3名の犠牲者がでたそうです。












 

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