かぎろひ歴史探訪)西方院・唐招提寺・三松禅寺を訪ねて

PANDORA

2018年03月24日 22:26


 今年も「かぎろひ歴史探訪・春の部」が始まりました。第一回目は近鉄尼辻駅から古墳や寺社を
訪ねてのウォーキングでした。先ずは直ぐ近くの「垂仁天皇陵」をお参りし、謂れを聞きました。
 その後やや下って唐招提寺の元塔頭だった「西方院」に向かいました。ここには国宝の「阿弥陀
如来像」が安置されており、住職のご厚意で扉を開けていただき拝観することができました。

 また拝観の前には「般若心経」などのお経をあげていただき、法要をして頂くとともにその後順番
にお堂の中に入って拝観をしている間にも寺の謂れや阿弥陀如来像の旅行き奈良や東京の国立
博物館に一時貸し出しされていた話などを説明していただくなど手厚いもてなしを受けました。

 その後唐招提寺まで行き、団体割引で入場した後、T先生のお話を聞きながら境内を小一時間
ほど散策しました。中国の鑑真和尚が苦労して日本へ来られた話や、遣唐使が決死の覚悟で中
国へ渡った話など興味深く聞くことができました。特に中国から来た観光客が「鑑真和上御廟」へ
お参りに来られた時、多くの方が熱心に読経されるなど日本人とは違った対応を目にされたことで
鑑真和上の偉大さを再認識するとともに中国の方の信仰心の強さにも感銘を受けられたようです。

 その後は場所を近くの公園へ移して昼食時間となり、その後更に小一時間ほどT先生の残りの
話を聞きました。奈良では藤原氏の勢力が良きにつけ悪しきにつけ大きかったことが、その時代
の政治に影響を与えたようでした。今でも春日大社や興福寺は藤原氏を祀っているようです。

 最後は更に南へ下って「三松禅寺」へ伺いました。奈良では数少ない曹洞宗の禅寺です。お参り
した後、急に雨が降ってきたので雨宿りしていると、女性の方が座禅堂へ上がってお参りしてくだ
さいと勧めてくれました。お言葉に甘えて中に入ると、大きな講堂で座禅や合気道の道場のようで
した。正面には大きな達磨大師の絵が掛かっており辺りに睨みを利かせておられました。

 雨が小やみになった所で三松禅寺をお暇し、近鉄九条駅へ向かいそこで解散となりました。
 解散後はいつものように希望者だけ西大寺駅の駅ナカで反省会と称する飲み会で閉めました。


                 近鉄尼辻駅近くの「垂仁天皇陵」です。



           御陵を囲む池に「カワウ」がエサを求めて潜っていました。         



         唐招提寺元塔頭の西方院にあった五輪塔「証玄和尚の墓」です。



           西方院の門前の土塀です。今にも朽ちそうな佇まいでしたが、
              お坊さんが熱心に手入れ(掃除)をされていました。



               唐招提寺近くの桜もほころび始めていました。



                 唐招提寺世界遺産登録時の記念碑です。



                「天平の甍」で有名な唐招提寺の金堂です。



                     「鑑真和上」の御廟です。



               奈良では数少ない曹洞宗のお寺「三松寺」です。











 

 

 

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