後期高齢者、実感その1

PANDORA

2022年02月02日 11:46

 昨年12月に後期高齢者となりました。山の会もこれを機に2月末で退会することにしました。

 10年近く山に登っていますので、登山道具がかなり増えていました。これからは野鳥観察などで
低山には登る予定ですが、高い山には登らないつもりです。従って登山道具が無用のものとなっ
てきました。処分するのももったいないので所属する会に寄贈することにしました。

 ザック×5個、登山靴各種×5足、その他アイゼン等もろもろで大きなダンボール2箱になりました。
 1月の終わりに車に積み込んで大和郡山の事務所に向かいました。事務所の前に車を止めて
ダンボールを持ち込みました。丁度誰かが来ていて玄関が空いていましたので、上がり框(かまち)
の所にダンボールを置き中に入って行きました。

 手前の部屋に炬燵がありそこで年配の男女二人が話し込んでいました。「失礼します。」と言って
奥へ入ろうと思いましたが、何か雰囲気が違うのを察しました。「ここは〇〇会の事務所ですよね。」
と言ったのですが、「違います!」と怪訝な顔で返事されました。

 家の作りは同じで玄関の郵便受けの形状や、上がり框の奥に階段があるのも同じでした。
 そこで「何年前からこちらにお住みですか?」と尋ねると、「7年程前からです!」との返事でした。
 4年前に入会していたので、これは完全にこちらのミスだと気が付いて、慌ててダンボールを抱えて
お詫びの言葉を添えて退出しました。

 最近コロナ禍で2年程事務所にも来ていなかったので場所を間違えたようです。3(4?)軒長屋の
一軒目に事務所があったのを、間違えて2軒目に入ったようです。いつもは歩いていくところを今回
は車で行ったので一軒奥の家の前に車を止めて入ったようです。

 あわてて一軒後ろに車をずらして看板を確認すると、そこが事務所でした。鍵がかかっていたので
開錠して中に入りダンボールを奥の部屋に置きました。そのままでは誰の持ち物か判らないので、
日付と寄贈品や名前を書いて退出しました。隣のおじさんが不審に思って確認にきて入口から覗い
ていましたので、再度訳を説明してお詫びし玄関のカギを掛けて退出しました。

 家に戻って会のトップ二人に登山道具寄贈の件をメールしました。お二人からはお礼のメールを
頂きました。勿論間違えて隣に入った話は伏せておきましたが・・・。今月になって早くもお一人から
ザックを頂きましたとのお礼のメールが入りました。

 後期高齢者だからと言うわけではありませんが、最近物忘れが激しくなってきたのを実感してい
ます。例えばパソコンの電源を入れてしばらく待ち、立ち上がったところでいざ使おうとすると、何を
するつもりだったのかを忘れています。

 あるいは2階から1階に降りたが、何をするつもりだったか思い出せないと言うこともあります。
 極端な場合は右を向いて何かひらめき、左を向いたらもう忘れていると言うこともあります。
 最近はその対策として小さなホワイトボードを設置しました。思いついたらそれに書き込んでおく
というものです。メモ用紙に書くほどではないことを記入しています。

 その内呼吸することも忘れそうな今日この頃です。

 物忘れを改善するために最近キーボードの練習を再開しましたが、どれほど効果がある事やら?


 物忘れ防止用のホワイトボードです。(思い付きを記入)




 



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