2015年05月30日

万年山・伐株山登山

 福岡のシニア歩こう会で大分県玖珠町の「万年山(はねやま)・伐株山(きりかぶやま)」に
登ってきました。

 『豊後国風土記』によると、玖珠(くす)という地名は、かつてこの地にあった大きな楠に因む
ものであるという。そして、大楠の木陰となって日が当たらずに困った住民がこの大樹を切り
倒した後の切株が伐株山であり、巨木が倒れる際にはね上げた土が山となったのが万年(は
ね)山であるという伝説がある。(Wikipediaより)

 万年山も伐株山もメサ地形という台地形の山で日本では非常に珍しい山形のようです。

 いつものように天神でバスに乗り、高速を使って大分県の玖珠町を目指しました。途中「基
山」と「玖珠」のパーキングエリアでトイレ休憩し、最初の目的地である「吉武台牧場」に到着
しました。牧場とは言ってもこの日は牛の放牧は見られませんでした。

 今回は珍しく小型のマイクロバス2台での運行となりました。話によるとかなり山の上まで
車で上がるので大型バスでは通行できないとのことで急遽変更となったようです。

 吉武台牧場に到着して軽い体操を済ませた後、歩き始めました。予定では万年山(1140m)
頂上まで50分のコースとのことでした。初めの内はゆったりした道で皆さんルンルンで登って
いました。 途中に今回の一番の目的である「ミヤマキリシマ」の群生地があり、そちらに足を
延ばして写真を撮ったりしながら一歩一歩進みました。

 頂上手前に休憩所・トイレがあり、そこで小休止したあと最後の登りに挑戦しました。百段位
(数百段に思えましたが)の階段を登ったところに頂上がありました。何人かの人は途中で断
念しかかりましたが、頂上が見えるところまで来ると少し遅れながらも追いついてきました。

 結局全員で万年山の頂上まで登りました。この日は曇り空でしたが比較的に遠くまで景色を
見通せることが出来ました。久住山を始め阿蘇五岳、由布岳などが手に取るように見えました。
 これだけでも万年山に登った甲斐があったと思いました。

 万年山の頂上で昼食を摂ったあと、記念写真を撮りバスが待っている吉武台牧場まで戻りま
した。途中で大分の「大在歩こう会」の団体とすれ違いました。橙色のおそろいの帽子をかぶっ
た団体で年齢的には我が歩こう会と似ているなと感じました。

 吉武台牧場からは一旦玖珠の町に降りて、再度伐株山(685.5m)にバスで上りました。ここは
台地形の山で頂上が広いことから「パラグライダー」や「ハングライダー」のメッカとなっているよ
うです。頂上付近でバスから降りて散策しました。

 頂上からの眺めは素晴らしく、玖珠町を一望にすることが出来ました。丁度田植えの時期で、
水を張った幾つもの田んぼが水面に白い雲を映していました。昔この山にお城があったという
話は地形から見て十分納得のいくものでした。

 5月のゴールデンウィークには「パラグライダー」の全国的な大会があり、数十台の車が駐車
する一大イベントが開催されているようです。家族連れも多いのか頂上の広場にはフィールド
アスレティックの器具が幾つか点在していました。滑車ローリングやブランコを体験しました。

 予定の集合時間が来たところで全員バスに乗り込み帰途につきましたが、いつものように
途中の道の駅「童話の里くす」で、皆さんお土産と晩のおかずの材料を仕入れていました。

 これで最後と思っていたら、幹事さんたちの発案で急遽予定を追加して近くの「操車場跡」を
見学に行こうという話になりました。玖珠の町に戻って「操車場」の駐車場にバスを止め、近く
の散策を始めました。操車場は現在は操業しておらず、廃墟のような建物でしたが、一部の人
が中に入って見学していました。急遽大きな声がしてとがめられていました。どうも立ち入り禁
止区域に入ったようで、保線の作業員の方が至急出て行くように声を上げていました。

 話によると「操車場」の見学は玖珠町の「許可」を得たうえで実施できるとのことで、無許可で
の見学は禁止されているとのことでした。特に立ち入り禁止の線路内に入ったことが一番のお
叱りを受けた要因だったようです。昔のやんちゃ坊主だったころに、色々無茶をして叱られた
記憶が走馬灯のように甦ってきました。

 幹事さんが代表して謝って事なきを得ることが出来ました。今回のハプニングはこの件ともう
一つ女性会員の靴底が万年山の頂上付近で抜けたことくらいで、大きな事故もなく無事に全員
天神への帰途に着きました。


                登山路の途中で見かけたた「アザミ」です。
万年山・伐株山登山


           「吉武台牧場」の登山口にあった「万年山登山」の看板です。
万年山・伐株山登山


      曇りでしたが見晴らしがよく「久住連山」が見渡せました。右端は涌蓋山です。
万年山・伐株山登山


             歩き始めてしばらくの所に「まんじゅう石」がありました。
万年山・伐株山登山


             東の方角には「由布岳」がその雄姿を見せていました。
万年山・伐株山登山


                 「ミヤマキリシマ」の群落がありました。
万年山・伐株山登山


          「万年山」の頂上です。標高1140mで九州百名山の一つです。
万年山・伐株山登山


          「伐株山園地」となっていました。パラグライダーのメッカです。
万年山・伐株山登山


          「伐株山」の写真です。こういう台形の山をメタ地形というそうです。
万年山・伐株山登山


              伐株山の頂上から玖珠町を見下ろしたところです。
        パラグライダーはここから飛び立って、下界の田んぼに降りるようです。
万年山・伐株山登山












 

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この記事へのコメント
万年山・伐株山の2座とも初登頂でしたが、
ハイキング気分で楽しい山歩きができました。
Posted by むつごろうむつごろう at 2015年05月30日 20:18
むつごろうさん

 こんばんは!

 私も初登頂でした。久住連山や阿蘇五岳、由布岳などが
一望に見えて思ったより収穫のあった登山でしたね。
Posted by PANDORAPANDORA at 2015年05月30日 21:25
まずまずの天候に恵まれ万年山・伐株山登山が出来て楽しかったことでしょう。
歩こう会相変わらず盛況のようで何よりです。
この付近は九州のギニア高地と呼ばれているようです。
私は万年山は登ったこと有ります。伐株山は未踏ですが眺望素晴らしいようですね。
伐株山の昔話、以前聞いたことありますが、詳しいこと忘れました。
Posted by dojyou38 at 2015年05月31日 21:18
dojyou38さん

 こんばんは!

 快晴ではありませんでしたが、見通しがきいて久住連山や
阿蘇五岳、由布岳などがパノラマのように見渡せました。
Posted by PANDORAPANDORA at 2015年05月31日 22:03
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