2020年10月31日
岩手・青森のバスハイクツアーに参加
10月27日伊丹発の飛行機に乗り岩手県の花巻空港へ向かいました。久しぶりのツアーです。
花巻空港には2台の観光バスが待っていて、それに乗り込み「八幡平」に向かいました。バスに
乗車後直ぐに添乗員さんから「今日は八幡平には登れません。」との報告がありました。「八幡平
アスピーテライン」と言う道路が積雪のため通行止めになったとのことでした。
止む無く現地のガイドさんと相談して、途中の八幡平の麓を散策しようという話になったようです。
バスを降りて早速ガイドさんを先頭にハイキングが始まりました。現地の紅葉は少し盛りを過ぎた
状態でしたがススキやナナカマドなど色んな草木の話を聞きながら散策を楽しみました。
途中にやや急な坂があり、前日の雨で濡れていることもあり、滑って前に倒れ込む人もいました。
見ると膝小僧が黒く汚れていました。中間地点のやや開けたところで立ち止まり、ガイドさんから
廃墟のようなコンクリートの建物3棟について、その紹介がありました。旧松尾鉱山跡地です。
ここは八幡平市にある鉱山跡地で明治初期から昭和47年まで硫黄の採掘が行われ、一時は
東洋一の硫黄鉱山でした。現在は11棟のコンクリートアパートが廃墟として残り、東北最大規模の
廃墟スポットとして知られています。石油精製の工程で硫黄が取れるようになり、採算面で太刀打
ちできないことから廃坑になったようです。
最盛期の1960年(昭和35年)には約1万4千人に達し、このため公団住宅が一般化する前から、
水洗トイレ・セントラルヒーティング完備の鉄筋コンクリートによる集合住宅や小・中学校、病院、
映画館、活躍している芸能人を招いて公演を催す会館など、当時の日本における最先端の施設
を備えた近代的な都市が形成され「雲上の楽園」と呼ばれたようです。
今では九州・長崎の軍艦島と比較して、「北の軍艦島」と呼ぶ人もいるようです。更に歩き続けて
最後は現在最新鋭の地熱発電所まで来たところで終了となりました。バスが先回りして待機してい
たので、それに乗り込み、この日の宿泊施設「八幡平ライジングサンホテル」へと向かいました。
本当は日本百名山である「八幡平」に登る予定でしたが、道路が通行止めになっていては、その
夢も露と消えてしまいました。次の機会に再リベンジするつもりです。
翌日は岩手県を後にして、これも日本百名山の「岩手山」を横目に見ながら青森県へ移動し、
八甲田山の麓へ到着しました。ここからロープウェイで一気に1,320m地点まで上がりました。そこ
には再度ガイドさんが待機しており、八甲田山の名峰「大岳(1,585m)、井戸岳、赤倉岳」を見なが
ら「田茂泡(やち)湿原」を散策しました。ここでも日本百名山はお預けです。
その後「酸ヶ湯温泉」へ移動し昼食タイムとなりました。今回は時間がなかったので入浴はでき
ませんでした。色んな方に勧められていたのですが、これも次回に持ち越しとなりました。その後
バスに乗り込み、次の目的地「奥入瀬」へ向かいました。
奥入瀬渓流は全長14㎞ですが、今回は「石ヶ戸~阿修羅の流れ」、「白糸の滝~銚子大滝」の
二ヵ所をガイドさん付で散策しました。銚子大滝へ着いた時は十和田湖の西に太陽が沈むところ
で見事な夕景を楽しむことが出来ました。
その後、この日の宿泊地である弘前へ移動し観光施設で夕食を食べました。夕食後は最後の
宿泊先である「ホテルルートイン弘前駅前」へ移動し、大浴場へ入浴後早めに就寝しました。
翌日も朝食をいただいた後、バスに乗り込み白神山地・暗門へ向かい、ここでもガイドさんの
案内でブナ林を散策しました。白神山地は九州・屋久島と並んで日本最初の世界遺産登録エリア
と言うことでした。全山黄色く色づいており、秋の紅葉を十分に楽しめました。
最後の訪問地は、岩木山の真南で白神山地内にある「乳穂ヶ滝(におがたき)」と言う高さ33m
の細い滝でした。冬になるとその滝が凍り、白い剣先のような状態になるようで、これもその時期
に訪れたいなと思いました。但し年によっては氷柱にならないこともあるようなので、事前の確認が
必要とのことでした。
その後青森市までバスで移動し、昼食と土産物の購入など最後まで楽しみました。この旅行は
GO TO トラベルで35%割引だったことが一番の参加理由でしたが、それとは別に一万二千円の
お土産クーポン券がついていたことも望外の喜びでした。最後はクーポン券をいかに使い切るか
と言うこともうれしい悲鳴の一つでした。
帰りは三沢空港からと言うことで、そこまでバスで移動し機中の人となりました。初めての三沢
空港でしたが、ここは航空自衛隊と併設しており、待ち時間にも戦闘機の離着陸を目の前で見る
ことが出来て、一部の人はその光景を盛んにカメラに収めていました。
今回初めての青森県だったこともあり、ある程度期待していましたが、幸運にも三日間とも晴れ
で、用意したレインコートを使う必要がなかったことも良い印象として残りました。もう一度訪れたい
という希望を胸に、次のチャンスを心待ちしたいと思っています。
岩手山の全貌です。

八幡平の途中の渓谷です。(岩手県)

八甲田山頂公園の地図です。(青森県)

田茂やち園地を散策しています。
正面に見えるのが右から大岳、井戸岳、赤倉岳です。

「酸ヶ湯温泉」です。ここで昼食を食べました。
奥に見える山は八甲田山の大岳です。

奥入瀬渓流の案内図です。

奥入瀬渓流です。

奥入瀬渓流です。

奥入瀬渓流の「銚子の滝」です。

白神山地の入口標識です。

紅葉した白神山地です。

「乳穂ヶ滝」の案内板です。

「乳穂ヶ滝」です。高さ33mです。冬になるとここに氷柱が立ちます。

青森港のモニュメントです。

花巻空港には2台の観光バスが待っていて、それに乗り込み「八幡平」に向かいました。バスに
乗車後直ぐに添乗員さんから「今日は八幡平には登れません。」との報告がありました。「八幡平
アスピーテライン」と言う道路が積雪のため通行止めになったとのことでした。
止む無く現地のガイドさんと相談して、途中の八幡平の麓を散策しようという話になったようです。
バスを降りて早速ガイドさんを先頭にハイキングが始まりました。現地の紅葉は少し盛りを過ぎた
状態でしたがススキやナナカマドなど色んな草木の話を聞きながら散策を楽しみました。
途中にやや急な坂があり、前日の雨で濡れていることもあり、滑って前に倒れ込む人もいました。
見ると膝小僧が黒く汚れていました。中間地点のやや開けたところで立ち止まり、ガイドさんから
廃墟のようなコンクリートの建物3棟について、その紹介がありました。旧松尾鉱山跡地です。
ここは八幡平市にある鉱山跡地で明治初期から昭和47年まで硫黄の採掘が行われ、一時は
東洋一の硫黄鉱山でした。現在は11棟のコンクリートアパートが廃墟として残り、東北最大規模の
廃墟スポットとして知られています。石油精製の工程で硫黄が取れるようになり、採算面で太刀打
ちできないことから廃坑になったようです。
最盛期の1960年(昭和35年)には約1万4千人に達し、このため公団住宅が一般化する前から、
水洗トイレ・セントラルヒーティング完備の鉄筋コンクリートによる集合住宅や小・中学校、病院、
映画館、活躍している芸能人を招いて公演を催す会館など、当時の日本における最先端の施設
を備えた近代的な都市が形成され「雲上の楽園」と呼ばれたようです。
今では九州・長崎の軍艦島と比較して、「北の軍艦島」と呼ぶ人もいるようです。更に歩き続けて
最後は現在最新鋭の地熱発電所まで来たところで終了となりました。バスが先回りして待機してい
たので、それに乗り込み、この日の宿泊施設「八幡平ライジングサンホテル」へと向かいました。
本当は日本百名山である「八幡平」に登る予定でしたが、道路が通行止めになっていては、その
夢も露と消えてしまいました。次の機会に再リベンジするつもりです。
翌日は岩手県を後にして、これも日本百名山の「岩手山」を横目に見ながら青森県へ移動し、
八甲田山の麓へ到着しました。ここからロープウェイで一気に1,320m地点まで上がりました。そこ
には再度ガイドさんが待機しており、八甲田山の名峰「大岳(1,585m)、井戸岳、赤倉岳」を見なが
ら「田茂泡(やち)湿原」を散策しました。ここでも日本百名山はお預けです。
その後「酸ヶ湯温泉」へ移動し昼食タイムとなりました。今回は時間がなかったので入浴はでき
ませんでした。色んな方に勧められていたのですが、これも次回に持ち越しとなりました。その後
バスに乗り込み、次の目的地「奥入瀬」へ向かいました。
奥入瀬渓流は全長14㎞ですが、今回は「石ヶ戸~阿修羅の流れ」、「白糸の滝~銚子大滝」の
二ヵ所をガイドさん付で散策しました。銚子大滝へ着いた時は十和田湖の西に太陽が沈むところ
で見事な夕景を楽しむことが出来ました。
その後、この日の宿泊地である弘前へ移動し観光施設で夕食を食べました。夕食後は最後の
宿泊先である「ホテルルートイン弘前駅前」へ移動し、大浴場へ入浴後早めに就寝しました。
翌日も朝食をいただいた後、バスに乗り込み白神山地・暗門へ向かい、ここでもガイドさんの
案内でブナ林を散策しました。白神山地は九州・屋久島と並んで日本最初の世界遺産登録エリア
と言うことでした。全山黄色く色づいており、秋の紅葉を十分に楽しめました。
最後の訪問地は、岩木山の真南で白神山地内にある「乳穂ヶ滝(におがたき)」と言う高さ33m
の細い滝でした。冬になるとその滝が凍り、白い剣先のような状態になるようで、これもその時期
に訪れたいなと思いました。但し年によっては氷柱にならないこともあるようなので、事前の確認が
必要とのことでした。
その後青森市までバスで移動し、昼食と土産物の購入など最後まで楽しみました。この旅行は
GO TO トラベルで35%割引だったことが一番の参加理由でしたが、それとは別に一万二千円の
お土産クーポン券がついていたことも望外の喜びでした。最後はクーポン券をいかに使い切るか
と言うこともうれしい悲鳴の一つでした。
帰りは三沢空港からと言うことで、そこまでバスで移動し機中の人となりました。初めての三沢
空港でしたが、ここは航空自衛隊と併設しており、待ち時間にも戦闘機の離着陸を目の前で見る
ことが出来て、一部の人はその光景を盛んにカメラに収めていました。
今回初めての青森県だったこともあり、ある程度期待していましたが、幸運にも三日間とも晴れ
で、用意したレインコートを使う必要がなかったことも良い印象として残りました。もう一度訪れたい
という希望を胸に、次のチャンスを心待ちしたいと思っています。
岩手山の全貌です。

八幡平の途中の渓谷です。(岩手県)

八甲田山頂公園の地図です。(青森県)

田茂やち園地を散策しています。
正面に見えるのが右から大岳、井戸岳、赤倉岳です。

「酸ヶ湯温泉」です。ここで昼食を食べました。
奥に見える山は八甲田山の大岳です。

奥入瀬渓流の案内図です。

奥入瀬渓流です。

奥入瀬渓流です。

奥入瀬渓流の「銚子の滝」です。

白神山地の入口標識です。

紅葉した白神山地です。

「乳穂ヶ滝」の案内板です。

「乳穂ヶ滝」です。高さ33mです。冬になるとここに氷柱が立ちます。

青森港のモニュメントです。

Posted by PANDORA at 21:56│Comments(2)
│ウォーキング
この記事へのコメント
全行程好天に恵まれ何よりでした。
GO-TOのおまけ付きで岩手・青森の紅葉を満喫され楽しかったことでしょう。
松尾鉱山名前は良く聞いていましたが、岩手だったのですね。
全国的に昔の硫黄採掘が寂れていますが、石油精製と関係があったのですね。
何れもこの歳になるまで知りませんでした。
岩手青森は2度も足を踏み入れていますが、八幡平・八甲田・白神山地訪問できていません。
もうこの歳になると遠くへの旅行は億劫になりました。
奥入瀬の写真は訪ねた頃を思い出し懐かしかったです。
ありがとうございました。
PNDORA さん、GO-TOまだまだ延長されるようですから、
今のうちに大いに楽しんで下さい。
GO-TOのおまけ付きで岩手・青森の紅葉を満喫され楽しかったことでしょう。
松尾鉱山名前は良く聞いていましたが、岩手だったのですね。
全国的に昔の硫黄採掘が寂れていますが、石油精製と関係があったのですね。
何れもこの歳になるまで知りませんでした。
岩手青森は2度も足を踏み入れていますが、八幡平・八甲田・白神山地訪問できていません。
もうこの歳になると遠くへの旅行は億劫になりました。
奥入瀬の写真は訪ねた頃を思い出し懐かしかったです。
ありがとうございました。
PNDORA さん、GO-TOまだまだ延長されるようですから、
今のうちに大いに楽しんで下さい。
Posted by dojyou38 at 2020年10月31日 16:42
dojyou38さん
久しぶりの観光旅行で命の洗濯が出来ました。
次はいつになるか判りませんが、GO TO トラベルが残っているうちに
どこかへ行きたいものです。
松尾鉱山跡の件は、たまたま八幡平の道路が通行止めになったため
に代行で紹介していただいたものです。
これも何かの縁だと思っていました。
青森県は初めてでしたが、弘前城や三内丸山古墳、竜飛岬などを残し
ていますので70代の内にもう一度行きたいと思っていますが・・・
久しぶりの観光旅行で命の洗濯が出来ました。
次はいつになるか判りませんが、GO TO トラベルが残っているうちに
どこかへ行きたいものです。
松尾鉱山跡の件は、たまたま八幡平の道路が通行止めになったため
に代行で紹介していただいたものです。
これも何かの縁だと思っていました。
青森県は初めてでしたが、弘前城や三内丸山古墳、竜飛岬などを残し
ていますので70代の内にもう一度行きたいと思っていますが・・・
Posted by PANDORA
at 2020年10月31日 22:10
