団塊世代プラスONE

　昨日「かんぽの宿道後」に泊まって、朝早く直ぐ近くの石手寺をお参りしました。

　このお寺は遍路開祖「衛門三郎」伝説の舞台で、元は「安養寺」と呼ばれていました。

　詳細は省きますがお遍路を最初に始めたのは、この衛門三郎のようです。彼が祀られて
いるということで、境内には関連の石仏や施設が所狭しと並んでいました。三連休の最後
と言うこともあって沢山の方がお参りに来ておられました。

　門前の駐車場が狭いので観光バスが到着すると、お客さんを降ろして直ぐ別の待機場所
へ移動すると言うピストン体制での運行でした。面白かったのは先ず初めに全員の杖を先に
降ろします。（杖立てと一緒に）　その後おもむろにお客さん（お遍路さん）を降ろしていました。
　
　話が前後しますが、現在の杖はこの観光バス用の長さ（130cm)に統一されています。昔は
163cmあったそうです。それでは観光バスに乗せると邪魔になるので短くなったようです。も
ちろんお坊さんや先達などの本格的なお遍路さんは本来の163cmの杖で回っておられます。

　石手寺を出ると直ぐに道後温泉があります。時間のある人は温泉に入浴して次の札所へお
参りする人も多いようです。私は先を急ぐこともあって今回はパスしました。昔入った経験が
あったことも理由の一つです。夏目漱石の「坊ちゃん」でも有名な場所で関連の施設が沢山
あり観光客で賑わっていました。
　
　観光ガイドさんから声を掛けられ、「道後温泉の中で説明だけ聞くことも出来ますよ」と盛ん
に勧められましたが、朝早かったので今回は見送りました。そこで思い出したのが財布の中
身が少なくなっていることです。路銀がないとお遍路も続けられません。先ほどのガイドさん
に銀行の場所を聞いて、礼を言って別れました。

　銀行で路銀を確保したあとは次の太山寺、円明寺をお参りして宿へ入りました。

※今日のお接待
　・太山寺へ行く途中の畑でおじさんにみかんを2個貰いました。
　　（お遍路さんに接待しているので2～3個持っていきなさいとのことでした）


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　石手寺のあった「ボコタの塔」です。
　　　　　　　　　　　　　（理由は良く判りませんが仏教関係の施設が沢山ありました。）



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　石手寺の石碑です。



　　　　　　　　　　　　　「衛門三郎」がお大師様に許しを請うている像のようです。
　　　　　　　　　　　　　　　（最初に会ったときに暴力を振るったことに対する）



　　　　　　　　　　　　　　　　　　道後温泉近くの「子規記念博物館」です。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　道後温泉本館の正面です。
　　　　　　　　　　映画「千と千尋の神隠し」の「油屋」はここがモチーフになりました。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　道後温泉本館の側面です。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「太山寺」の石碑です。



　　　　　　　　　太山寺にあった「摩仁車（マニグルマ」）です。般若心経が彫ってありました。
　　　　　　　　　　　　これを回すとお経を一回読んだことになり大変有難い装置です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　チベットや京都の寺にもありました。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「円明寺」の看板です。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　伊予灘の堀江湾です。



　　　　　　　　　時間は7時間27分、距離は17.6kmです。
　　　　　　地図最下段の「View Larger Map」をクリックしてください。詳細が表示されます。

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