団塊世代プラスONE

　歩き遍路最大の遍路ころがし（難所）の雲辺寺をなんとかクリアできました。

　車道から山道に入って急な登りを一時間歩き、その後峰伝いに一時間歩くと
「雲辺寺」(921m)に着きました。この最初の登りが急で、荷物を背負っていると
後ろに倒れそうになるくらいの坂道でした。それが一時間程続くので何度も途中
で休みを入れました。普通は30分に一回ほどの休憩ですが、この坂は5分に一
回くらいの休みが必要でした。

　高低差は365mありましたが、それを一時間で登るのできつい坂でした。普通
は一時間に200mのペースなのでその違いが判ると思います。後半は高低差
260mを一時間で登るので多少余裕のペースが維持できました。

　ここは車遍路の人は麓からロープウェイがあるので、それでお参りに来られま
す。当初ロープウェイに乗ることも考えたのですが、その乗り場に行くために車
道を大きく迂回する必要があり結局歩くことにしました。

　雲辺寺からの下りは別の道を2時間半ほど掛かりましたが、逆打ちの人はこの
長い登りに苦労するだろうなと思いました。

　ここからはいよいよ讃岐（香川県）の「涅槃の道場」に入ります。香川県は現役
時代に２回転勤で赴任し、足掛け６年程住んでいました。従って土地勘はある程
度持っているので、懐かしい場所にも寄ってみようかなと思っています。

　雲辺寺のあとは三豊市の「大興寺」にお参りし、その後観音寺市内の二つの札
所にお参りしました。68番「神恵院」と69番「観音寺」です。ここは一つの境内に
二つのお寺があり、もちろん本堂と大師堂もそれぞれあります。ただ納経所は一
つで同時に二つのお寺の朱印を押してもらえます。少し得した気分になります！

　残り一週間となりました。このあとは大きな難所も無いので昔を思い出しながら、
また讃岐うどんを食べながら最後の「大窪寺」目指して歩きたいと思います。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　雲辺寺の坂で放置されていた自転車です。
　　　　　　　　　　　お遍路さんかどうか判りませんが、あまりの急坂に諦めたようです。



　　　　　　　　　　　　　　　66番札所「雲辺寺」の山門に掛かっていた看板です。



　　　　　　　　　　　　　　　　「おたのみなす」と言う願掛け椅子（なす形）です。
　　　　　　　　　　　　　　　このなすに腰掛けて願掛けすると願が叶うそうです。
　　　　　　私も願掛けをしました。宝くじが当たりますように・・・これでは少し次元が低いですね！



　　　　　　　　　　　　　　　　　雲辺寺の五百羅漢です。見事な羅漢様でした。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 数百体はあったと思います。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　少しガリガリ（マッチョ）な像もありました。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　67番札所「小松尾山大興寺」の「石碑」です。




　　　　　　　　　　　　　　　雲辺寺から下る途中に落ち葉の絨毯道がありました。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　琴弾公園の「銭形」です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　「寛永通寶」と書いてますが、見えますか？



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　観音寺市内の札所、68番と69番です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山門と納経所は一つでした。



　　　　　　　　　　　　　　　　　「神恵院」と「観音寺」が同じ境内にあります。



　　　　　　　　　時間は8時間54分、距離は26.5kmです。
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