2015年07月06日

熊本県菊池市「古代ハス園」、荒尾市「万田抗」訪問

 梅雨の真っただ中の6月30日に熊本県菊池市鹿央町「古代ハス園」と荒尾市「万田抗」に
写真撮影のバスツアーで行ってきました。

 「「古代ハス園」は二年前にも行きましたので大体の要領は判っていました。ただ梅雨空と
言うことで雨がしっとりと降っていました。カッパを着て傘をさしての撮影会でした。写真とし
ては雨粒なども写り込んで良い作品ができやすいのですが、写す方は内側から汗で、外側
からは雨とかなりのハードな撮影となりました。

 やや足早に撮影を終えて早めにバスに戻り、昼食の弁当を頬張りました。昼からは荒尾市
の方へバスで移動して、「万田抗」という三井の炭鉱跡が撮影の対象になっていました。ここ
は産業遺産として世界遺産に登録をノミネートしており、最近では韓国との軋轢の原因にも
なっていた場所です。結果的には話し合いで双方の主張を盛り込む方向で解決したようです。

 もともと高校までは筑豊で暮らしていて、親が炭鉱に勤めていたこともあり、景色としては
殆ど見慣れたものでした。ただ、実際の炭鉱の中に入ったわけではないので、細かなところ
では見たことのないようなものが沢山ありました。

 午前中の自然観察とは打って変わって、鉄の塊のような機械類が目白押しの作業場でシャ
ッターを押し続けました。たまたまこの日はNHKのテレビクルーが取材に来ていて同じような
映像を撮っていました。(こちらは写真ですが)係の人によると朝から撮影に来ていたようです
が、この雨で殆どお客さんが入っていなかったということで時間を延長していたようです。

 我らが写真撮影バスツアーのメンバーが約50名ほどやってきたので、再度撮影をスタート
したとのことでした。何処かでその様子が放送された時には映っているかも・・・

 本日聞いた話によると、NHKで最近この放送があったとのことでした。我がグループの何人
かもインタビューを受けたようでした。昨日の世界遺産登録決定のニュースにからめて放送
されたのではないかと思います。

 この万田抗では何人かのスタッフの人がそれぞれの場所で待機されていて、詳しい説明を
聞くことが出来ました。歴史的には室町時代から始まったということで、日本で最初の石炭を
掘り出した場所のようです。また、明治、大正、昭和の初期までは抗夫として囚人や中国人、
捕虜(米国人)なども働いていたようです。今で言う3K(きつい、汚い、危険)の場所でもう一つ
付け加えるとしたら「暗い」も入るのではないかと思いました。

 雨の中の撮影も無事終了し、一路福岡へ戻りました。途中にトイレ休憩を兼ねて、道の駅
「おおむた」に立ち寄り、夕食のおかずをゲットしました。200円×2個だったのですが、時間
が遅いと言うことで半額サービスでした。200円で夕食にありつけました。ラッキー!


           「古代ハス」ではありませんが、綺麗なハスの花が咲いていました。
熊本県菊池市「古代ハス園」、荒尾市「万田抗」訪問


                  つぼみも凛とした姿を見せていました。
熊本県菊池市「古代ハス園」、荒尾市「万田抗」訪問


                 「ネムノキ」の花です。少し色が薄目でした。
熊本県菊池市「古代ハス園」、荒尾市「万田抗」訪問


                      「万田抗案内図」です。
熊本県菊池市「古代ハス園」、荒尾市「万田抗」訪問


             立坑の機材「石炭や抗夫など」を運搬する巻き上げ機です。
熊本県菊池市「古代ハス園」、荒尾市「万田抗」訪問


                      機材を乗せる台座です。
                これが270mまで立坑の中を降りていました。
熊本県菊池市「古代ハス園」、荒尾市「万田抗」訪問


            抗夫がかぶっていたヘルメットです。充電池もついていました。
            昔は「カーバイト」を使ってアセチレンガスで点灯していました。
熊本県菊池市「古代ハス園」、荒尾市「万田抗」訪問


                  管理棟と右奥が立坑の櫓(やぐら)です。
熊本県菊池市「古代ハス園」、荒尾市「万田抗」訪問


      3本あった煙突(吸気、排気)の残骸です。危険なため根元まで破壊されていました。
熊本県菊池市「古代ハス園」、荒尾市「万田抗」訪問


         「万田抗ステーション」では世界遺産登録応援の看板が上がっていました。
                 7月5日に世界遺産登録が決定しました!
熊本県菊池市「古代ハス園」、荒尾市「万田抗」訪問











 

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Posted by PANDORA at 15:50│Comments(4)カメラ
この記事へのコメント
相変わらず、積極的で行動半径が広いですね。
その若さと積極性羨ましく思っています。

古代ハス、名前は何度か聞いていましたが菊池に咲いているとは知りませんでした。
「万田抗」にも行ったことがありません。
韓国とすったもんだしましたが、世界遺産登録決定で地元は大喜びでしょう。
登録してもされなくても価値は変らないと思うのですが、
日本はお墨付き・肩書きが絶対的な評価の象徴のようです。
Posted by dojyou38 at 2015年07月07日 10:45
dojyou38さん

 こんにちは!

 今回は「写楽」のバスツアーに参加しました。

 活動的なのは75歳ころまででしょう!親父も75歳で現役を
リタイアしました。

 「万田抗」は三井の炭鉱で戦後遅くまで操業していました。
 例の三井三池闘争の本拠地です。

 当日のNHKテレビクルーの撮影風景が5日の世界遺産決定
の日に放映されたようです。「写楽」の仲間も何人か映っていた
とのことでした。

 今回は世界遺産登録前だったので、まだまだ施設の整備が
追い付いていないようでした。これからお金をかけて整備されて
いくのでしょうね!
Posted by PANDORAPANDORA at 2015年07月07日 14:36
万田抗は世界遺産登録になり、これから観光客も増えそうですね。
炭坑は戦後の日本経済を担ってきただけに日本の遺産として
後世に残していきたいですね。
Posted by むつごろうむつごろう at 2015年07月10日 22:25
むつごろうさん

 こんばんは!

 父が筑豊の炭鉱で働いていたこともあり、
私も高校までは炭鉱住まいだったので、今回
の世界遺産登録は自分のことのように嬉しい
限りです。

 登録決定の一週間前に見学できたことは、
一生の思い出になりそうです。
Posted by PANDORAPANDORA at 2015年07月10日 23:23
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